免許センターで行われる、いわゆる「一発試験」
この記事では、普通自動二輪(小型限定解除)を目指して挑戦した2回目の技能試験の体験記をまとめています。
1回目の試験では、400ccバイク（CB400SF）の重さに完全に翻弄され、技能不足を痛感する結果となりました。
▼1回目の体験記はこちら
しかし今回は違います。
練習場で事前練習を行い、万全（のつもり）で挑んだ2回目です。
オートバイ自主練習場（サムライライダース）
１回目の技能試験を振り返ると、敗因は明白でした。
- CB400SFを安全に扱えていない
- 低速時のバランスが取れない
- 車体重量に慣れていない
要するに、「知識」はYouTubeで補完できていたが、「技能」が圧倒的に足りていない。
そこで考えたのが、
フランクスどこかで免許センターと同じ車両で練習できる場所はないかな？
調べてみると、意外にも近場にありました。
茨城県龍ケ崎市「サムライライダース」
茨城県龍ケ崎市にある、オートバイの自主練習場
サムライライダースさんです。
ここが本当に素晴らしかった。
- 一本橋
- スラローム
- 8の字
といった、一発試験対策に必要な課題が練習可能。
さらに驚いたのが、
- CB400SF（中型）
- NC750（大型）
といった、免許センターの試験車両と同等のバイクをレンタルできる点。
料金も3時間・施設使用料＋車両レンタル込みで6,000円（税込）
正直、安すぎます。
即電話で予約しました。
施設空き状況、利用方法などの詳細は公式HPで確認できます。
http://samurai-riders.com/recruit.html
プロのアドバイスで「低速」が一変した
当日はCB400SFをお借りしました。
オーナーがとても気さくな方で、一発試験を受けることを伝えると、親身にアドバイスをいただけました。
私が悩んでいたのは、低速時のふらつき。
そこで教えてもらったのが、
- 低速時は半クラ＋後輪ブレーキが重要
- ハンドルではなく「下半身」でバイクを支える意識
一番衝撃的だったのが、
一本橋を「止まっているかのように」渡るオーナー自らのデモンストレーション。
フランクスすごい、こんなにも車両を制御できるのか！
目からウロコでした。
この練習で、
- 一本橋
- スラローム
- ８の字
- 車体重量への慣れ
３時間みっちり練習したおかげで、手応えを感じ、「次はいける！」という自信が生まれました。
2回目の挑戦：改善したけど、まだ届かない
しかし、結果は残酷でした。
2回目の挑戦は“キャンセル待ち”で実現
二輪の一発試験は大変混んでいるとのことで、通常、技能試験の予約は約4週間待ち。
この間に乗車感覚を忘れてしまうのが一発試験の怖いところです。
調べてみると、キャンセル待ち制度があることを発見。
ただし方法は超アナログ。
- 平日昼間に
- 免許センターへ電話
- キャンセルが出ていないか確認
これを毎日。
正直めんどくさかったですが、
2週間ほど電話をかけ続け、ついにキャンセル枠を確保。
こうして、初回から2週間後に2回目の試験を受けることができました。
試験当日の状況と受験者数
フランクス含め当日の受験者は、
- 大型：2名
- 中型：2名
- 小型：1名
合計5名。
結果は……不合格。
合格者0名。
やはり一発試験、甘くありません。
一本橋・スラロームは明らかに成長
自分自身の感覚としては、
- 一本橋：10秒前後
- スラローム：8秒以内
初回とは比べものにならない安定感でした。
バイクの重さにも慣れ、
ふらつきも大幅に改善。
「練習は裏切らない」と実感しました。
しかし残った“減点要素”
問題は別にありました。
練習したおかげで心に余裕が生まれ、メリハリのある運転を意識。
メリハリを意識し過ぎで、スピードを出しすぎてしまいました。
結果、
- 次から次へと安全確認をしなければならない状況に
- 一時停止でまさかのエンスト
- そこから焦ってしまい発進に手間取り
- クランクでふらついて足つき
結果、初回試験と同じ見通しの悪い交差点通過後に終了の合図。
不合格となりました。
試験官に指摘されたポイント(2回目)
(目つきは鋭いが口調は優しい)試験官に指摘されたポイントは次の通り
- 乗車姿勢が悪い、意識しているのはわかるが左足が開いてくる
- ニーグリップが甘い
- 左折時に大回りしている
- メリハリ、安全確認はできている
フランクス次、頑張ります……(ガッカリ)
不合格でも得られた大きな収穫
- 車体重量への慣れ
- 課題走行の安定感
- 「何が足りないか」が明確になった
ただし、
「今度こそ合格できる」と思っていた分、メンタルのダメージは大きめ。
一瞬、諦めかけました。
それでも――
とりあえず次の試験予約を入れて、免許センターを後にしました。
フランクス……次こそ合格。もう最後の受験にしたい！
そう強く思いながら。
→３回目に続く
一発試験ではない道
一発試験はとにかく「時間とメンタル」の消耗が激しいです。
予約は取りづらく、落ちれば次の試験は数週間後。
私自身も3回受験し、トータル2ヶ月以上かかりました……
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一発試験に挑むのもアリ。
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