模試本を活用し、勉強が足りていない部分(弱点)を可視化する!!
本試験まで残り1ヶ月、ここからはボーナスタイムに入ります。
暗記した分野なども忘れる前に本試験に突入できるため、勉強する分野を絞ってより効率的に勉強していきたいところです。
模試本の予想模試1回分をしっかり2時間の時間を計って、本試験だと思って受験をしましょう。
そこで出た結果を受け、自分はどこの分野が得意・苦手なのかを見極めましょう。
合格するための目標点数
問題にもよりますが、合格に向けての目標点数は次の通りで、得意・苦手分野の判別もできます。
- 「宅建業法」満点の20点(20点)
- 「民法」半分の7点(14点)
- 「法令上の制限」7点(8点)
- 「税その他」6点(8点)
( )は分野別の満点
この点数が本試験で取ることができれば、40点となり、ほぼ間違いなく合格となります。
過去の宅建試験で合格点が39点以上になったことはありません。
【宅建業法】満点の20点を目指しましょう
宅建業法は点数配分が1番多い割に範囲が狭い分野です。
宅建業法だけは、過去問を周回するだけでひっかけ問題の傾向などもわかってきます。
予想模試で15点以下の方は、最優先で宅建業法を完璧にしましょう。
宅建業法の暗記箇所を覚えた後はひたすら宅建業法の過去問を周回し、正解率95%を目指そう!
- 目標:満点の20点
- 範囲が狭く、過去問演習で確実に得点可能
- 15点以下の場合は最優先で完璧を目指す
- 正解率95%以上を目標に
【民法】半分の7点でOK
民法は範囲が広いため、法律初学者の方や勉強が苦手な方が完璧にするには勉強時間がいくらあっても足りません。ここは、勉強時間をかけてても効果が薄いので、必要最低限の勉強に抑え、宅建業法や法令上の制限などの勉強効率がいい分野を勉強しましょう。
本試験では常識的に考えて問題を解いていれば、半分は正解できます。
- 目標:7点
- 暗記重視の学習が効果的
- 過去問だけでなく、体系的な理解を
【法令上の制限】7点を目指しましょう
法令上の制限は宅建業法に続く、得点源の分野です。なんとか食らいつきましょう。
勉強方法としては、宅建業法のような過去問周回はあまりおすすめできません。範囲が宅建業法より広いため、過去問の周回だけだと対応できないことが多いです。
そのため、暗記に力を入れましょう。必要箇所をしっかりゴロや覚え歌などで暗記しましょう。
- 目標:7点
- 暗記重視の学習が効果的
- 過去問だけでなく、体系的な理解を
【税その他】6点を目指しましょう
正直この分野は直前の2周間前に必要箇所を暗記するだけでOKです。
得点源ですので、短期集中で暗記して食らいつきましょう。
- 目標:6点
- 試験2週間前からの集中学習で十分
- 必須項目を確実に暗記
まとめ
模試本は実力を測るために使うため、何回も2時間の時間を計って解く必要はありません。
1〜2回分を2時間通しで受験すれば、得意・苦手分野はわかります。
例えば、LECの模試本だと、予想模試4回分と過去問2回分の計6回分が掲載されています。
6回分にそれぞれ2時間も使っていたら、勉強する時間がとれない社会人にとっては効率が悪いです。
1〜2回通しで問題を解いた後は、模試本は分野別の問題集として活用しましょう。
模試の効果的な活用法
実施のポイント
- 1〜2回のみ時間を計って実施
- 残りは分野別の問題集として活用
- 特に宅建業法の問題を重点的に
特に、宅建業法が完璧で無い方は、予想模試の宅建業法の部分だけ解いて、本試験で宅建業法の満点を目指し、この戦略で40点を目指せば、合格点(35〜37点)を余裕で超えることができます。
限られた時間を最大限活用し、確実に合格を掴みましょう。