はじめに
企業の経営活動を正確に記録・管理する「簿記」のスキルを証明する資格として、最も信頼されている日商簿記検定。
経理といえば真っ先に「簿記」が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
年間約52万人が受験する人気資格の特徴と価値について詳しく解説します。
日商簿記検定の概要と特徴
- 資格の価値と取得メリット
- 試験の種類(統一試験・ネット試験)
- 2025年度の最新試験日程
日商簿記検定の概要
日商簿記検定は、日本商工会議所と各地の商工会議所が実施する検定試験です。
企業の経営成績と財政状態を明らかにする技能を測る試験として、高い評価を得ています。
資格取得のメリット
キャリアアップへの効果
簿記検定は、経理事務に必要な会計知識だけでなく、以下のスキルが身につきます。
- 財務諸表を読む力
- 基礎的な経営管理能力
- 分析力
- コスト感覚
就職・転職での優位性
日商簿記1級保持者は、経営管理や分析を行う能力を持つスペシャリストとして高く評価されます。
多くの企業が採用や人事制度、自己啓発に活用しており、取得を奨励しています。
職種別の活用メリット
経理担当者
- 経費精算業務の効率化
- 顧問税理士との円滑なコミュニケーション
営業担当者
- 見積書の正確な判断
- 製品・サービスのコスト計算
上位資格へのステップアップ
日商簿記1級は、税理士試験の受験資格が得られる重要な資格です。
また、公認会計士など、より専門的な会計系資格取得への足がかりとなります。
資格の種類(統一試験・ネット試験)
日商簿記検定には、従来の紙ベースの統一試験と2020年12月から導入されたネット試験(CBT方式)の2種類があります。
それぞれの特徴を詳しく解説します。
試験方式の基本情報
統一試験(従来型)
- 実施回数:年3回(6月、11月、2月)
- 試験会場:商工会議所・指定会場
- 解答方法:解答用紙に手書きで記入
ネット試験(CBT方式)
- 実施時期:随時(一部期間を除く)
- 試験会場:全国のテストセンター
- 解答方法:パソコンでの入力
試験時間と出題形式
- 2級:90分(5題出題)
- 3級:60分(3題出題)
両方式とも同じ試験時間と出題数で実施
合否判定
- ネット試験:試験終了後すぐに結果判明
- 統一試験:2~3週間後に発表
受験料(税込)
- 3級:3,300円
- 2級:5,500円
- 1級:8,800円
両方式とも同額(ただし、統一試験は別途事務手数料が必要な場合あり)
ネット試験のメリット
- 受験日時を自由に選択可能
- 合否が即時判明
- デジタル合格証が即日発行
- 感染症対策が充実
ネット試験のデメリット
- パソコン操作の習熟が必要
- 画面での問題確認は集中力維持が困難
- 自由度が高いため学習意欲の維持が難しい
今後の動向
2023年以降、東京商工会議所では2級・3級についてネット試験のみの実施となっています。
この傾向は今後他の地域にも広がる可能性があります。
ただし、1級については従来通り統一試験で実施されます。
2025年度試験日程(統一試験)
2025年度の日商簿記統一試験の日程は以下の通りです。
- 第170回(1~3級):2025年6月8日(日)
- 第171回(1~3級):2025年11月16日(日)
- 第172回(2~3級のみ):2026年2月22日(日)
なお、ネット試験(CBT方式)は随時実施されていますが、以下の施行休止期間があります。
- 2025年4月1日~4月13日
- 2025年6月2日~6月11日
- 2025年11月10日~11月19日
- 2026年2月16日~2月25日
申込方法や受付期間は各地の商工会議所によって異なりますので、受験を希望する商工会議所の公式サイトで確認することをお勧めします。
級別の試験科目と合格率
項目 | 3級 | 2級 | 1級 |
---|---|---|---|
試験科目 | 商業簿記 | 商業簿記・工業簿記 | 商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算 |
試験時間 | 60分 | 90分 | 180分(90分×2) |
合格基準 | 70点以上 | 70点以上 | 全体70%以上かつ各科目40%以上 |
合格率 | 40~50% | 15~30% | 約10% |
出題内容 | 基本的な仕訳、試算表作成 | 連結会計、原価計算 | 高度な会計処理、原価計算 |
各級の特徴
3級の特徴
- 基礎的な商業簿記の知識を問う
- 1〜2ヶ月程度の学習で合格可能
- 就職・転職時のアピールポイントになる
2級の特徴
- 工業簿記が新たに加わる
- 商業簿記60%、工業簿記40%の配点
- より専門的な知識が必要
1級の特徴
- 4科目すべてにおいて深い理解が必要
- 科目ごとに最低40%以上の得点が必要
- 理論的理解が重視される
簿記検定は級が上がるごとに難易度が大きく上昇し、特に1級は高度な専門知識と十分な学習時間が必要となります。
必要学習時間
日商簿記検定の合格に必要な学習時間は、3級50~100時間、2級200~350時間(3級合格者)・350~500時間(初学者)が目安とされています。
ただし、学習経験や予備知識の有無によって必要な時間は異なります。
受験者タイプ別の必要勉強時間
受験者タイプ | 必要勉強時間 | 期間目安(1日2時間の場合) |
---|---|---|
3級 | 50~100時間 | 1ヶ月 |
2級(3級合格者) | 200~350時間 | 3~5ヶ月 |
2級(初学者) | 350~500時間 | 5~8ヶ月 |
1級 | 500〜700時間程度 | 8〜12ヶ月程度 |
1日の勉強時間別の学習期間
1日の勉強時間 | 200時間達成までの期間 |
---|---|
30分 | 約12ヶ月 |
1時間 | 約6ヶ月 |
2時間 | 約3ヶ月 |
3時間 | 約2ヶ月 |
簿記2級に合格するために、3級合格者であれば200~350時間程度の学習が必要ですが、効率的な計画と集中力次第で短期間での合格も可能です。
Studyplusなどの管理アプリを活用し、自身の生活スタイルに合わせたスケジュールを立て、コツコツと学習を続けることが成功への鍵となります。


フランクスは10年以上前に3級を取得したため知識はほぼ無しの状態で2級の学習を開始、初学者と同様の360時間の学習で合格することができました。
学習方法別の攻略ポイント
- 独学での学習プラン
- 通信講座活用法
独学での学習プラン
簿記3級〜2級は、必要な対策をとれば独学で合格することが可能です。
フランクスが独学で2級に合格した際の使用テキストやおすすめ学習方法はこちらからご確認ください。


通信講座活用法
独学での学習に不安な方や貴重な時間を少しでもムダにしたくない方は、通信講座を申込みましょう。
人は怠ける生き物です。
独学だといつからでも始められるため、なにかと理由をつけて学習をはじめない・途中で学習を辞めてしまうことに繋がります。
時には強制的に自分を追い込むことも必要です。
通信教育ではお金を払うため、合格しないともったいないと思えることで、自分を強制的に追い込むことが可能です。(3級だと1万円程度ですが)
また簿記の通信講座ではコスパ最強と言われている「クレアール」が有名ですので、まずは資料請求だけでもしてみましょう!


よくある質問(FAQ)
日商簿記検定試験に関する疑問について以下の通りまとめました。
- 3級をスキップして2級からの受験で合格できるか
- 再受験までの期間は
- 独学と通信講座どちらがいいか
3級をスキップして2級からの受験で合格できるか



3級は簡単だろうし、2級から受けてみようかな



よっぽど簿記・会計に精通していない限り、3級からの受験をおすすめします!
フランクスは、仕事で経理業務はしていなく、簿記3級に合格してから10年経過した後に、2級を学習したため、2級の基礎知識とも呼べる3級の知識が抜け落ちていました。
そのため2級学習において、ひとつひとつの単語や仕組みを理解するのに時間がかかってしまい効率が悪かったです。
また3級も無勉強だと確実に不合格となりますので、経理・会計の上級者以外の方は素直に3級から受験しましょう。
再受験までの期間は



ネット試験で不合格だったけど、次はいつ受験しようかな



すぐに次の試験を予約しよう!
学習してきたのに不合格は非常に辛いです。そこで資格取得を諦めてしまうこともあるでしょう。
諦めてしまう前にすぐ次の試験日を予約し、足りない部分を学習しましょう。
次はきっと連結決算は出題されないかもしれません!😁
(そんな学習方法ではNGですが💦)
フランクスも2回不合格の後に合格しました。
日商簿記2級のネット試験は、不合格後すぐに再受験が可能です。
以下に、得点状況別の推奨の再受験時期をまとめました。
得点状況別の推奨再受験時期(1日2h学習)
不合格時の得点 | 推奨再受験時期 | 学習アドバイス |
---|---|---|
60-69点 | 2週間以内すぐに | 工業簿記の復習を重点的に |
50-59点 | 1ヶ月以内 | 苦手分野の見直しと演習 |
40-49点 | 2ヶ月以内 | 基本からの総復習が必要 |
39点以下 | 3ヶ月後 | 基礎から学び直し |
注意点
- 合格基準は100点満点中70点以上です
- 工業簿記で35〜40点(40点満点)を目指すと合格しやすくなります
- 2025年度の施行休止期間は以下の日程を避けて受験してください
- 4月1日~13日
- 6月2日~11日
- 11月10日~19日
- 2026年2月16日~25日
ネット試験の合格率は約35~40%で、統一試験より高めです。不合格の場合でも、すぐに間違えた箇所を復習して再チャレンジできるのがネット試験の利点です。
独学と通信講座どちらがいいか



独学でもいけるかな?



日商簿記3級〜2級は学習のコツさえ押さえれば、独学で合格できます!
フランクスは、2級を独学で6ヶ月360時間の学習で合格しました。少し後悔しているのは、最初から効率的な学習をしていれば半分ぐらいの学習で合格できたと思います。
少しでも時間をムダにせず、効率的に合格したいのであれば、必要な情報を集約している通信講座をおすすめします。


試験実施団体
試験実施機関
日本商工会議所および各地の商工会議所が主催
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping
ネット試験(CBT方式)申込み
日商簿記2級と3級はネット試験(CBT方式)で、ご自身が選択した時間・テストセンターで受験することができます。
試験の3日前までであれば、時間と会場の変更が可能なので融通が効きます。
https://cbt-s.com/examinee/examination/jcci.html
まとめ
日商簿記検定は、ビジネスパーソンの基本スキルとして広く認知されている資格です。
経理職に限らず、様々な職種で活用できる実践的な知識が身につくため、キャリアアップを目指す方にとって非常に価値のある資格といえます。
2級・3級については、専門知識が無い方でも、効率的に学習すればどなたでも合格できる試験ですので、早めに計画的な学習を始め、効率よく合格を目指しましょう。
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