【2024年版】宅建試験の統計問題で確実に1点取る攻略法

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統計問題は傾向を暗記するだけでOK!

宅建試験には需要統計問題として1問必ず出題(問48)されます。

そんな統計問題ですが、勉強する上でこんな疑問が出てくるかと思います。

  • 統計問題はどうやって勉強すればいいかわからない
  • 色々な数字を全部覚えるなんてムリ
  • 1問だし、捨ててもいいかな
フランクス
フランクス

5問免除者がうらやましい……

統計問題については、問われていることを事前に知っていれば正解でき、知らなければ不正解になる、とてもわかりやすい問題です。

ちょっと勉強するだけで1点とれますので、捨てず勉強しましょう。
復習をしている本試験直前期の”ハシ休め”にちょうど良いです。

勉強する時期としては、本試験の2周間前と前日か当日に勉強すれば十分です。

  • 5つの項目のみ確認
  • 細かい数値の暗記は不要
  • 増加、減少の傾向イメージを覚える

私は暗記が嫌い・苦手だったので、できる限り暗記するのを少なくするため、統計については細かい数値を暗記しませんでした。

細かい数値は覚えず近年その数値の傾向がどうなっているのかをイメージで覚えるだけです。

出題傾向として、「建築着工統計」「地価公示」「土地白書」「法人企業統計」「宅建業者数」の5つの項目から出題されます。

数値の暗記ではなく、増減傾向を理解しましょう。具体的な数値を覚える必要はありません。

5つの項目

【建築着工統計】令和6年1月公表

建築着工統計については、すべて減少と覚えておけばOK

○令和5年の新設住宅着工戸数は 819,623戸で前年比では4.6%減となり、3年ぶりの減少
○新設住宅着工床面積は 64,178千㎡,前年比7.0%減2年連続の減少

持家
○令和5年の持家は 224,352戸(前年比 11.4%減2年連続の減少
貸家
○令和5年の貸家は 343,894戸(前年比 0.3%減3年ぶりの減少
分譲住宅
○令和5年の分譲住宅は 246,299戸(前年比 3.6%減3年ぶりの減少
・マンションは 107,879戸(同 0.3%減昨年の増加から再びの減少
・一戸建住宅は 137,286戸(同 6.0%減3年ぶりの減少

【地価公示】令和6年3月公表

地価公示については、すべて上昇と覚えておけばOK

(1)概要

三大都市圏・地方圏ともに上昇が継続するとともに、三大都市圏では上昇率が拡大し、地方圏でも上昇率が拡大傾向となるなど、上昇基調を強めている

(2)地価動向

全国平均
○ 全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇率が拡大した
三大都市圏
○ 全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇率が拡大した
・ 東京圏、名古屋圏では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇率が拡大した
・ 大阪圏では、全用途平均・住宅地は3年連続、商業地は2年連続で上昇し、それぞれ上昇率が拡大した
地方圏
○ 全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇した。全用途平均・商業地は上昇率が拡大し、住宅地は前年と同じ上昇率となった
・ 地方四市では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも11年連続で上昇した
・ その他の地域では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも2年連続で上昇し、上昇率が拡大した

【土地白書】令和6年版

土地白書は、基本は上昇、土地取引件数・オフィスビルは横ばい、投資関係は減少と覚えましょう

・地価公示は、全国全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇率が拡大
・三大都市圏では上昇率が拡大し、地方圏でも上昇率が拡大傾向となるなど、上昇基調を強めている
土地取引件数は、129万件でほぼ横ばいで推移
・土地の資産性に対する国民の意識は「土地は預貯金や株式などに比べて資産として有利」とする割合が低下傾向
・海外投資家の不動産投資額は、前年と比較して33%減少
・オフィスビルの賃料及び空室率はほぼ横ばい
・住宅地、工業用地等の宅地は約197万ヘクタール

【法人企業統計】令和5年9月公表

法人企業統計は、基本減少経常利益率のみ上昇でOK

<不動産業の売上高の推移>
売上高は、約46兆2,000億円で、前年度比4.8%減2年ぶりの減少

<不動産業の経常利益の推移>
経常利益は、約5.9兆円で、前年度比0.2%3年ぶりの減少
不動産業の売上高経常利益率は12.8%と3年連続の増加

【宅建業者数】令和6年版 国土交通白書

宅建業者数は、12.9万業者で増加と覚えましょう

■令和4年度末において、宅地建物取引業者数は12.9万業者であり、9年連続の増加となった。

まとめ

色々な数値が出てきましたが、基本的に数値は覚える必要はなく、5つの項目に対する、上昇・減少の傾向を覚えましょう。

勉強する時期としては、本試験の2周間前と前日か当日に勉強すれば十分で、宅建試験の直前期まで勉強を頑張ってきた方なら、この程度の暗記は”ハシ休め”程度です。

相対評価の宅建試験は1点が合否を分けることに繋がります。

統計問題から逃げず、確実に1点を取りにいきましょう!

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