賃貸不動産経営管理士試験の合格率を「確実に」上げたいなら、5問免除講習は受講して損のない制度です。
50問中5問が無条件で正解扱いになり、合格率は受講者の方が約7ポイント高い実績があります(令和7年度)。
申込みは「日管協」「全宅管理」「全日」の3団体から自由に選べます。
本記事では、Fランク大卒から独学+5問免除講習を活用して賃管士に合格した筆者が、申込み先の選び方・費用・受講当日の流れ・受けるべき人の判断基準をまとめます。
- 5問免除制度の中身と「受講者と非受講者の合格率の差」
- 申込みできる3つの実施団体と、選び方のポイント
- 申込みから修了までの全ステップ(事前学習〜スクーリング〜確認テスト)
- 受講料・テキスト代の総額と注意点
- 実際に受講した体験談(持ち物・1日のスケジュール・難易度)
- 5問免除を「受けるべき人」「受けなくていい人」の判断基準
※本記事は一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会の公式情報
(https://www.chintaikanrishi.jp/measure/course/)を基に作成しています。
賃貸不動産経営管理士の5問免除制度とは
賃貸不動産経営管理士試験は通常50問・2時間ですが、5問免除講習を修了すると、最後の5問(46〜50問)が免除され、45問を2時間で解く形式になります。
合格基準点も通常受験者より5点低く設定されるため、ボーダー付近での「あと1点」のリスクを大幅に下げられるのが最大のメリットです。
宅建の免除制度は、不動産関係従事者でないと利用できませんが、賃管は誰でも利用することができます💡
制度の有効期間は「修了年度+翌年度」の2年間
5問免除講習を修了した年度と、その翌年度の試験に有効です。
つまり、令和8年度の講習を修了すれば、令和8年度・令和9年度の試験で5問免除を受けられます。
万が一その年に不合格でも、翌年もう一度チャンスがあるのは精神的にも大きい。
講習修了者の合格率は7ポイント高い(公式データ)
賃貸不動産経営管理士協議会の公式発表によると、令和7年度の合格率は以下の通り。
| 区分 | 合格率 |
|---|---|
| 講習修了者(5問免除あり) | 36.6% |
| 講習未修了者(一般) | 29.5% |
| 差 | +7.1ポイント |
「ボーダー付近で運に泣きたくない人」にとって、5点の上乗せは保険として極めて優秀です。
試験の概要・合格率推移を詳しく見たい方は 👇️

5問免除講習の実施団体は3つ
申込み先は以下3団体から選べます(令和8年度・公式情報)。
| 実施団体 | 略称 | テキスト送付 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
| 公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会 | 日管協 | 別途購入 | jpm.jp |
| 一般社団法人 全国賃貸不動産管理業協会 | 全宅管理 | 事前送付(同梱) | chinkan.jp |
| 公益社団法人 全日本不動産協会/TRA | 全日 | 別途購入 | 5月18日受付開始予定 |
どの団体を選んでも内容・修了効果は同じ
協議会が指針を定めているため、どこで受講しても5問免除の効力は同じです。
選ぶ基準は 「会場・日程の選びやすさ」 と 「テキストを別途買う手間を省きたいか」 の2点だけ。
おすすめは「全宅管理」(テキスト同梱)
教材『賃貸不動産管理の知識と実務』は別途4,000円台で購入が必要ですが、全宅管理だけはテキストが事前に郵送されてきます。
「申込み→テキスト購入忘れ→受講できない」というミスを物理的に防げるので、初めて受ける方には全宅管理が最も無難です。
ただし定員は会場ごとに先着順なので、自宅近くの会場が日管協・全日にしかない場合は、迷わずそちらで申込みを。
注意:全宅管理で申込むなら、教材を二重購入しないように。
その他で受講するならテキストを事前購入しましょう。
書店ではあまり見かけないのでネット購入がおすすめです👇️
5問免除講習 申込みから修了までの流れ
ステップ1:実施団体の公式サイトから申込み
申込みは インターネット経由のみ(郵送・FAX不可)。
各団体の公式サイトで「会場・日程」を確認し、空きがあれば申込みフォームから登録します。
令和8年度の申込開始時期
- 日管協・全宅管理:4月下旬〜
- 全日(TRA):5月18日(月)受付開始予定
ステップ2:受講料の支払い・テキスト購入
申込み完了後、受講料を指定の方法で支払います。
| 費用項目 | 金額(令和7年度実績) |
|---|---|
| 受講料 | 18,150円(税込) |
| テキスト代 | 4,400円(税込)※令和8年度版 |
| 合計 | 約22,500円 |
※令和8年度の正確な受講料・テキスト代は実施団体公式サイトでご確認ください。
ステップ3:事前学習(約2週間)
スクーリング日の約2週間前までにテキストが届きます。
ここから自宅学習が始まりますが、「事前学習をしないと当日ついていけない」 のが本講習の最大の特徴です。
確認テストの出題範囲もテキストから出るため、事前学習の質が修了の可否を左右します。
ステップ4:1日スクーリング(9:00〜17:30)
会場に出向いて1日かけて講習を受けます。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 8:50 | 受付開始(本人確認あり) |
| 9:00 | 講習スタート |
| 12:00頃 | 昼休憩 |
| 17:00頃 | 確認テスト |
| 17:30 | 終了 |
遅刻・途中退室は一切認められません(公式の修了要件)。
電車遅延などのリスクを考えて、早めの到着がおすすめです。
ステップ5:確認テストに合格
スクーリング終盤に確認テストがあります。
事前学習をしていれば難易度は高くありません。
修了証は後日郵送で届きます(紛失すると再発行不可)。
ステップ6:本試験申込み時に5問免除を申告
11月の本試験申込みの際に 「5問免除あり」を必ず申告 してください。
申告漏れだと免除が適用されないので、修了証の番号を控えておきましょう。
【体験談】フランクスが受講して感じたこと
フランクス私が実際に受講した体験談を紹介します。
申込んだ団体・会場
私フランクスは、全日本不動産協会(TRA)主催の講習を、 LEC東京リーガルマインドの校舎で受講しました。
選んだ理由は、単純に「自宅から1番近かったから」です。
事前学習に費やした時間
スクーリングまでの約2週間で、事前学習するのがおすすめです。
が、フランクスはノー勉強(ゼロ時間)で突入しました!
理由は、有料講習で不合格になることはないと勝手に決め込んだのが理由です💦



さすがに講習で不合格はないだろう……
当日の雰囲気
受講者は 20代〜60代まで幅広く、スーツ姿の不動産業界の方が多めの印象。
朝から夕方まで講師の方が黙々とテキストに沿って解説していくスタイルで、 居眠り厳禁の独特の緊張感がありました。



映像によるスクリーニングのため、睡魔との戦いでした
確認テストの難易度
講義を普通に聞いていれば「落ちる人はほぼいない」レベル。
ただし居眠りで講義を聞き逃すと地味に詰まる問題が混ざっている印象です。



テストに出るとこ教えてくれますので、講義を普通に聞いていれば問題なく突破できます。
受講して良かったか?
結論:受けて良かった。
本試験当日、わからない問題に当たった時に「最後の5問は免除されてる、まだ大丈夫」と 時間と点数の優位性から心に余裕と冷静さを保てたのが1番のメリットでした。
実際、私の自己採点は45問中34点(5問免除込みで39点)で、 合格点35点をクリアできたのは免除のおかげと言っても過言ではありません。
5問免除講習を受けるべき人・受けなくていい人
受けるべき人
- 試験勉強に100時間以上を確保できない社会人
- 過去にボーダー付近で不合格になった経験がある人
- 会社の費用補助で受講料が出せる人(不動産業界勤務)
- 翌年の再受験も視野に入れて保険をかけたい人



宅建とのW受験の方は勉強時間の確保が難しいため、強くおすすめします!
受けなくていい人
- 200時間以上の勉強時間を確保でき、模試で40点台を安定して取れる人
- 受講料2万円以上を自己負担で出すのが厳しい人
- すでに宅建士に合格済みで、賃管士の独学にも自信がある人
私(フランクス)の判断軸
「2万円で5点を確実に手に入れられる」と考えれば、コスパは決して悪くありません。
実際、講習修了者の合格率は非受講者より約7ポイント高いというデータも出ています。
ただし、宅建の学習を済ませている人なら独学だけでも合格圏内に入れるのも事実です。
費用対効果と「不合格で1年待つリスク」を天秤にかけて判断してください。
宅建×賃管のW受験スケジュールはこちらで詳しく👇️


5問免除講習に関するよくある質問(公式HP参照)
Q1. 受講に資格は必要ですか?
不要です。学生・主婦・他業種の方でも誰でも受講できます。
Q2. 修了証を紛失したらどうなりますか?
再発行はされませんが、協議会のシステムに修了記録は残るため、5問免除の権利は失われません。 ただし本試験申込みの際にスムーズに進めるため、 修了証番号は控えておくのが安心です。
本試験で5問免除対象者との表記(受験票・解答用紙・席次表等)がどこにもありませんでした。



5問免除対象者にちゃんとなっているか不安だったため、本試験会場で試験監督者に確認しました💦
Q3. 5問免除の対象範囲は?
試験問題の 最後の5問(第46問〜第50問) が免除されます。 範囲は事前公表されていません。



単純に一般受験者より5問減ります。時間と心に余裕が生まれる!
Q4. オンライン受講は可能ですか?
できません。本人確認のため、必ず会場への出席が必要です。
Q5. 受験申込み時に修了証の提出は必要ですか?
不要です。修了証番号を申告するのみで照合されます。
まとめ:5問免除は「合格の保険」として優秀
賃貸不動産経営管理士の5問免除講習は、約2万円で 合格率を7ポイント引き上げ、ボーダー付近の不安を消せる 制度です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申込み先 | 日管協・全宅管理・全日(TRA) https://chintaikanrishi.jp/measure/course |
| 費用 | 受講料18,150円+テキスト4,000円台 |
| 期間 | 事前学習2週間+1日スクーリング |
| 有効期間 | 修了年度+翌年度の2年間 |
| 受講要件 | なし(誰でも受講可) |
特に 社会人で十分な勉強時間が確保できない方 にとっては、コスパの良い投資です。
申込みは先着順・定員制なので、受講を決めたら 早めの申込みを!
https://chintaikanrishi.jp/measure/course
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