【FP技能士】きんざいとFP協会の違いは?受験者数や合格率を徹底比較【2026年最新】

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きんざいとFP協会
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ファイナンシャルプランナーになるため、いざFP(ファイナンシャル・プランニング技能士)試験を申込もうとすると、同じ国家資格なのに実施団体が2つあることに戸惑いますよね。

当時の私もまったく同じでした。

フランクス

きんざいとFP協会の違いは?
どっちが合格しやすいのかな?

私フランクスは、3級を会社の指示で「きんざい」で受験し、実技を2回不合格になりました。その後10年を経て、自分の意思で2級を「FP協会」で受験し1発合格しています。

この経験から実感しているのは、実施団体の選び方ひとつで合否が変わり得るということ。実技試験の内容が全く違うので、自分に合った団体を選ぶことが合格への第一歩です。

この記事では、公式サイトの最新データをもとに両団体を徹底比較していきます。

目次

はじめに:FP試験実施機関の概要

FP技能検定は、以下の2つの団体が厚生労働大臣の指定を受けて実施しています。同じ国家資格で2つの指定試験機関がある「複数指定試験機関方式」は非常に珍しく、FP技能検定が事実上唯一の例です。どちらで合格しても取得できる資格はまったく同じ「FP技能士」であり、価値に優劣はありません。

きんざいの概要

  • 正式名称:一般社団法人 金融財政事情研究会
  • 設立:1950年6月(2011年に一般社団法人へ移行)
  • 主な事業:金融財政に関する知識の普及・啓蒙、FP技能検定および金融窓口サービス技能検定の実施
  • 特徴:金融機関との結びつきが強く、団体(法人)申込の受検者が多い

FP協会の概要

  • 正式名称:特定非営利活動法人(NPO法人)日本ファイナンシャル・プランナーズ協会
  • 設立:1987年11月(2001年にNPO法人として認証)
  • 主な事業:ファイナンシャル・プランニングの普及啓発、CFP・AFP資格の認定、FP技能検定の実施
  • 特徴:個人申込の受検者が中心。AFP・CFP資格制度を運営

合格率の徹底比較

最も気になる合格率から見ていきましょう。以下はすべて公式サイトから取得した正確なデータです。

1級合格率

試験種別きんざいFP協会
学科8.72%(2024年1月)/ 16.95%(2024年5月)/ 15.95%(2024年9月)実施なし
実技88.21%(2024年9月・資産相談業務・面接形式)82.44%(2024年9月)/ 75.63%(2025年9月)
出典:きんざい 試験結果FP協会 試験結果データ

1級の学科試験はきんざいのみが実施しており、合格率は8〜16%台と最難関です。一方、実技試験は両団体とも合格率75〜88%と高く、学科さえ突破すれば実技で落ちる可能性は低いといえます。

2級合格率(紙試験:2024年度)

試験種別きんざいFP協会
学科13.27%(1月)/ 29.70%(5月)/ 19.00%(9月)59.29%(5月)/ 47.11%(9月)
実技41.52%(1月)/ 45.17%(5月)/ 40.45%(9月)54.87%(5月)/ 56.48%(9月)
出典:きんざい 試験結果FP協会 試験結果データ

※2025年4月より2級はCBT方式に完全移行しました(後述)。

2級は学科・実技ともにFP協会の合格率がきんざいより高い傾向にあります。特に学科は、同一問題にもかかわらず合格率に2〜3倍の差がある回もあります。

2級合格率(CBT方式:2025年4月以降)

2025年4月から2級もCBTに移行しています。最新の公式データは以下の通りです。

期間FP協会 学科FP協会 実技
2025年4月〜9月54.78%69.67%
2025年10月〜2026年2月47.18%56.47%

※きんざい2級CBTの公式データ(TAC等の集計情報)では、2025年4月〜9月の学科合格率は約24%、実技(個人資産)は約57%と報告されています。

3級合格率(CBT方式)

3級は2024年4月からCBT方式に完全移行しています。

FP協会(3級CBT)

期間学科実技
2024年4月〜9月86.21%85.78%
2024年10月〜2025年2月85.44%85.57%
2025年4月〜9月86.31%85.38%
2025年10月〜2026年2月86.60%84.88%

きんざい 3級(CBT・参考)

期間学科実技(個人資産)
2024年4月〜9月約47.6%約66.7%
2024年10月〜2025年2月約49.6%約65.0%
2025年4月〜9月約48.2%約65.1%

※きんざい3級CBTの上記データはTAC公式サイト等の集計値を参考にしています。

FP協会の3級は学科・実技ともに85%前後で安定している一方、きんざいは学科50%弱・実技65%程度と差が大きいのが特徴です。

合格率に差が生じる理由

学科試験は両団体でまったく同じ問題を使用しているにもかかわらず、合格率に大きな差があります。その理由は主に受検者層の違いです。

きんざいの合格率が低い理由: きんざいは金融機関からの団体申込が多く、会社の指示で半ば強制的に受検する層が一定数含まれます。学習が十分でない状態で受検する人がいるため、結果的に合格率が下がります。

FP協会の合格率が高い理由: FP協会は個人申込が中心で、自発的にスキルアップやキャリアアップを目指して受検する人が多い傾向にあります。モチベーションが高い分、合格率も高くなります。

加えて、実技試験は内容自体が異なります。きんざいの実技は特定分野を深掘りする問題が多く、FP協会の実技は幅広い分野をバランスよく出題する傾向があります。

私は会社の指示で受けた3級はきんざいで受験。学科は1回で合格したのに、実技で2回連続不合格。

『向いてないのかな……』と2級受験は10年放置しました。

でも、2級でFP協会を選んだら、驚くほどスムーズに合格。『もっと早く知っていれば』という後悔を、皆さんにはしてほしくありません。

受験者数の比較

1級受験者数(2024年度・きんざい紙試験)

試験回きんざい学科(受検者数)きんざい実技FP協会実技
2024年1月5,226人
2024年5月4,340人
2024年9月4,312人475人1,333人
出典:きんざい 試験結果

1級学科はきんざいのみが実施。実技はきんざいが面接形式、FP協会が筆記形式で、FP協会のほうが受検者が多くなっています。

2級受験者数(2024年度・紙試験)

試験回きんざい学科FP協会学科きんざい実技(計)FP協会実技
2024年1月29,226人19,377人
2024年5月23,269人26,959人13,802人22,506人
2024年9月22,382人20,692人14,576人19,374人
出典:きんざい 試験結果FP協会 試験結果データ

2024年5月試験で初めてFP協会の受検者数がきんざいを上回りました。 FP資格全体の需要拡大に伴い、個人申込が増えていることの表れです。

3級受験者数(CBT方式・FP協会)

期間FP協会 学科(受検者数)FP協会 実技(受検者数)
2024年4月〜9月35,523人34,898人
2024年10月〜2025年2月37,774人37,078人
2025年4月〜9月43,335人42,970人
2025年10月〜2026年2月42,641人42,409人
出典:FP協会 試験結果データ

CBT移行後、FP協会の3級受検者数は半期ごとに4万人超と大幅に増加しています。通年でいつでも受検できるCBT方式の利便性が受検者数増加の一因と考えられます。

試験内容の違い

学科試験(共通)

学科試験はきんざい・FP協会ともに同じ問題が出題されます。6分野(ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継)からまんべんなく出題され、2級・3級は択一式(60問・120分)です。

1級学科はきんざいのみが実施しており、基礎編(マークシート4択50問)と応用編(記述式5題)の構成です。

実技試験(団体ごとに異なる)

実技試験の選択肢が、きんざいとFP協会の最大の違いです。

きんざいFP協会
3級①個人資産相談業務 ②保険顧客資産相談業務(2科目から1つ選択)資産設計提案業務(1科目のみ)
2級①個人資産相談業務 ②中小事業主資産相談業務 ③生保顧客資産相談業務 ④損保顧客資産相談業務(4科目から1つ選択)資産設計提案業務(1科目のみ)
1級資産相談業務(面接・口頭試問形式)資産設計提案業務(筆記形式)

きんざいは選択肢が多く、得意分野に絞って受検できるのがメリットです。一方、FP協会は「資産設計提案業務」1科目に統一されており、幅広い分野をバランスよくカバーする出題です。

試験時間と問題数

試験種別きんざいFP協会
学科試験120分・60問120分・60問(同一)
実技試験(3級)60分・5題構成(15問程度)60分・20問程度
実技試験(2級)90分・5題構成(記述中心)90分・40問(記述中心)

CBT方式への移行について

2024年4月から3級が、2025年4月から2級がCBT方式に完全移行しています。これにより、年間を通じていつでも全国のテストセンターで受検可能になりました。1級の学科・実技は引き続き紙試験(年2〜3回)で実施されています。

『試験日に合わせて勉強する』のではなく、『自分の勉強が仕上がるタイミングで受験する』ことができる。これは忙しい社会人にとって、合格率を上げる最強の味方です!

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実施団体選択のポイント

きんざいがおすすめな人

  • 金融機関にお勤めの方(実務に直結する専門性の高い実技を選べる)
  • 保険業界で働いている、または目指している方(きんざいの保険顧客資産相談業務が最適)
  • 特定分野に絞って学習したい方

きんざいの強みは実技試験で複数科目から選べる点です。自分の得意分野や業務に関連する科目を選ぶことで、効率的に合格を目指せます。

FP協会がおすすめな人

  • 独学で初めてFP試験に挑戦する方(合格率が比較的高く、チャレンジしやすい)
  • 将来AFP・CFP資格へのステップアップを考えている方
  • 幅広いお金の知識をバランスよく身につけたい方

FP協会の強みは、合格率の高さと、AFP・CFP資格へスムーズにステップアップできる点です。

両団体の共通事項

項目内容
取得できる資格どちらも同じ「FP技能士」(国家資格)
学科試験同一問題
受検料(2級)学科5,700円、実技6,000円(両団体共通)
受検料(3級)学科4,000円、実技4,000円(両団体共通)
受検料(1級実技)きんざい28,000円 / FP協会20,000円
上位資格への影響どちらで合格しても1級・CFPの受検資格として認められる

まとめ:FP試験実施団体の賢い選び方

同じ資格なのに2つの実施団体があるFP技能検定。違いを理解した上でのポイントは以下の通りです。

結論:迷ったらFP協会を選べばOK。合格率が高く、実技の出題も幅広くオーソドックスで対策しやすいです。

ただし、以下に当てはまるならきんざいを検討してください。

  • 保険業界にお勤め → きんざい(保険顧客資産相談業務) 一択
  • 金融機関の会社指示で受検 → きんざい(団体申込のため)
  • 不動産・相続分野に自信がある → きんざい(個人資産相談業務) が有利な場合も

大切なのは、合格率だけでなく自分の目指すキャリアに合わせて選ぶことです。きんざいは専門性重視、FP協会は総合力重視。それぞれの特徴を活かした選択をすることで、資格取得後の活躍の場が広がります。

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